EAIコラム第05回 SalesforceとSAP ERPのリアルタイム連携を5日間で実現!

こんにちわ。マジックソフトウェア・ジャパンの坂井です。最近、CRMという言葉を良く耳にする様になってませんか? IDC Japanが7月発表した国内CRM市場予測でも、「成長率は低下してもCRM市場は上昇傾向」や国内企業様のIT投資内容でも「セキュリティー対策費」に次いで2番目の投資が「営業系システム」出ることが発表されました。
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2社会動向を見ていると、国内の企業様は「顧客満足度向上」「確実な商談案件確保」や外回りの多い営業員との「商談コミュニケーション確保」と「商談拡大」のために営業システムへの投資が進みそうな環境となってきたと思われます。
そこで、今回は、2016年9月27日にプレス発表されました、超高速リアルタイムEAI「Magic xpi」Speed Start Packの紹介をさせて頂きます。この商品は、CRMとして世界一のシェアーを誇るSalesforceと同じく世界一のERPパッケージシェアーを持つSAP ERPとの営業情報リアルタイム連携を5日間で実現する事が可能なMagic xpiのテンプレート商品です。
話に入る前にマジックソフトウェアでは、SalsefoceだけでなくDynamics CRMでも同じSpeed Start Packの用意を進めております。

超高速リアルタイムEAI「Magic xpi」はSAP ERPとの親和性が良く、SAP社が提供しているAPIであるRFC(Remote Function Call)ともネーティブに接続され、追加開発(アドオン)されたAPIのインタフェーズ構成情報も利用できる事をご紹介致しました。(第3回コラム)
合わせて超高速リアルタイムEAI「Magic xpi」はSalesforceに関しても、Salesforce内で起きるデータの追加や変更をリアルタイムにイベントして捉える事ができる唯一のSalesforceアダプターという特徴を持っております。

SAP ERP連携の難しさ
SAP ERPの導入には各モジュール(財務会計:FI、管理会計:CO、販売管理:SD、購買管理:MM・・など)に精通したアプリケーション・コンサルタントとアドオン開発を行うABAPベンチマークコンサルタントにSAP基盤の構築・管理を行うBASISコンサルタントと沢山の担当者と開発者が必要となります。特にSAP ERPのシステム連携を行うとなると、SAP社が提供するAPIに精通した技術者が必要となってきます。この技術者は日本国内に少なくSAP ERPのシステム連携が拡大しない妨げの一つともなっています。
そのため、SAP ERPとのシステム連携となると、関連するモジュールの複数のアプリケーション・コンサルタントとBASISコンサルタントが必要となり、システム連携を検討するチームとしての活動する必要が出てまいります。

Salesforceのシステム連携はAPIが公開。しかし基礎知識が必要
ご存じの様にSalesforceはクラウド環境下でサービス提供されています。そのため、一般的なシステム連携インタフェースによる様々なAPIがWEBなどで公開されています。
・SOAP API
標準的なAPIで、レコードの操作、メタデータ取得、大量データの操作も可能。

・Bulk API
大量データの操作に適しており、サーバで非同期処理が可能なためにSOAP APIより効率的に利用する事が可能。結果受取のためポーリングを行う必要がある。

・REST API
軽量なデータの受渡しに適している。実装が容易で通信量も軽量であるが大量のデータ受渡しには適していない。モバイルアプリなどとの連携に最適。

・Metadata API
組織のカスタマイズを操作する。SOAP APIで扱えないメタデータの更新が可能。

・Streaming API
サーバからクライアントへデータの更新を通知する。データの保証が難しい。

・Apex SOAP API
SOAP WEBサービスとして公開されたApexを起動します。

・Apex REST API
RESTful WEBサービスとして公開されたApexを起動します。

・Chattar REST API
Chattarの操作に適したREST API。
上記は代表的なSalesforceが提供するAPIです。更に各APIの中には、数十種類のAPIコール(機能)が用意されています。
一見、「APIが準備されており、システム連携は簡単❢」なんて思われた方も多いと思います。しかし、システム連携の目的・要件などに合わせてAPIを選定しAPIコールを決定するには、それなりの知識と経験が必要となります。そのため、Salesforceのカスタマイズを行っているSIベンダーへお願いして、システム連携を実現してもらう必要が出てきます。
そのため、システム連携する両システムの技術者とプロジェクト体制を構築して機能を実現する必要が出てきます。

以上の事により、システム連携を実現するためには、通常のシステム構築プロジェクトと同じ様に、要件定義⇒設計(API選定含む)⇒開発⇒単体テスト⇒結合テストといったフェーズが必要となり、構築期間・構築費用も思いのほか掛かってしまう事となります。

Magic xpi Speed Start Packはシステム連携実現の課題を解消
システム連携する事により操作性が良くなり、業務効率が上がり、分析などもタイムリーに可能となる。しかし、実現に数ヶ月、その掛かる費用も大ざっぱでしか算出できない、ましてや本当に実現できるか保証もない・・この様な状況では、プロジェクト開始に踏み切る事は難しいでしょうし、会社へ上申したとしても投資対効果で否決されてしまいます。
しかし、Magic xpi Speed Start Packを用いる事により、短期間で実現でき投資効果も最大限にすることが可能となります。これは、SAP ERPとSalesforceのAPIを事前にカスタマイズして、システム連携処理フローも作成されているためです。Magic xpi Speed Start Packの持つシステム連携処理で良ければ、SAP ERPとSalesforceの接続先を設定するだけでシステム連携が可能となります。

3上記図はMagic xpi Speed Start Packの持つSAP ERPとSalesforceのシステム連携処理概要です。マジッソフト・エンタープライゼスではMagic xpi Speed Start Packの開発にあたり、ヨーロッパを中心に多く行われているSAP ERPとSalesforce間のシステム連携事例をテンプレート化致しました。そのため、以下に示す様に従来より社内検討や構築プロジェクト期間が大幅に短縮可能となりました。
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何故❢ こんなに短縮可能なのか?
世間一般的に「○○テンプレート」と命名されたソフトウェア関連商品は沢山あります。多くのテンプレート商品は実際にご利用頂く企業様で利用される機能をなるべく多くカスタマイズし、且つ、追加要望に応える事ができる様に開発・商品化されています。当然今回の超高速リアルタイムEAI「Magic xpi」Speed Start Packもその様に開発・製品化されています。しかし、多くの機能を網羅しすぎるから故に、テンプレートに対するFit&Gap作業が必要となり、事前検討期間と構築時の検討期間を費やしてしまい、100%のFit&Gapを行う事が困難な事態に陥りがちです。
しかし、今回ご紹介した超高速リアルタイムEAI「Magic xpi」Speed Start Packは、SAP ERPの販売管理(受注・売上・請求)と一般的CRMが本来持つ営業管理機能だけに特化してシステム連携を実現しました。そのため、多くの企業で行われているビジネスモデルとの相違点が少なく、汎用性が高いテンプレート商品と言えます。
また、私の第1回コラムでも紹介しましたマジックソフトウェアとしての以下の特色もあり、実現できたものと思われます。

1.    グローバル企業
多くのお客様企業に導入頂いた事による導入事例の多さ。

2.    SAP ERP&Salesforceユーザ企業
実際にグルーバル経営のための社内インフラとしてSAP ERPとSalesforceを利用しており、ユーザ企業としての立場からも開発に取り組める。

3.    SIベンダーとの強力なアライアンス
SAPやSalesforceなどの技術提携からもたらされる自社保有開発テスト環境の充実度と共同技術開発体制。

4.    企業方針
30年間一貫した「Program Free!」からくるプロダクト提供方針。

さて、今回のコラムは長くなってしまい、そろそろお疲れの事と思います。最後に今回の超高速リアルタイムEAI「Magic xpi」Speed Start Packでは、APIとしてSAP ERPで8つ、Salesforceで34個を用いて機能を実現し、Salesforceのデータベース変化点のイベントをリアルタイムにとらえる機能も実現しています。

如何でしたでしょうか? 超高速リアルタイムEAI「Magic xpi」はリアルタイム性を要求される現場でも安心してご利用頂けるソリューションである事がご理解頂けましたでしょうか。最後までご覧頂き、誠に有難う御座いました。
超高速リアルタイムEAI「Magic xpi」に、ご興味がある方は以下のページもご覧ください。
http://www.eai-xpi.com/gaiyo/

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