EAIコラム第08回 Magic xpiだから行えるリアルタイム安否確認の可能性

こんにちわ。マジックソフトウェア・ジャパンの坂井です。今回も私のコラムにおいで頂き有難う御座います。今回はマジックソフトウェア・ジャパンが今年春にリリース予定の超高速ネイティブEAI「Magic xpi 4.6」だからこそ実現できる、IoT(Internet of Things)デバイスからの情報をリアルタイムに反映できる付加価値ソリューションのお話をさせて頂きます。

Magic xpi 4.6の概要
既に海外では昨年からMagic xpi 4.5がリリース済であり、まもなく4.6がリリースされる予定です。国内では4.5をスキップして4.6の日本語化・検証の作業が進められています。現在国内でリリースされているV4.1からの、機能的違いは以下の3点になります。

①MQTTプロトコルアダプターの追加
②Magic StudioのVisual Studio化
③コネクター・ビルダーの提供

今回の機能追加の中で、「①MQTTプロトコルアダプター・・?って何?」「MQTTプロトコルをEAIがサポートする必要があるのか?」などと疑問を持たれた方が多いと思います。

MQTTプロトコルってなに?
MQTTプロトコルとは、インターネット上で用いられているTCP/IPネットワークで利用できる、IoT用のプロトコルで、Message Queueing Telemetry Transportの略です。通常、皆さんがお使いのパソコンなどのインターネット接続では大量の情報が一度に飛び交う必要がありますが、MQTTプロトコルの場合は数バイトの容量しかありません。そのため以下の特徴があります。
①固定長ヘッダー(2バイト)というオーバーヘッドの少なさと処理の速さ
②1対他、他対他のメッセージ配布、しかもTopic wildcardにより柔軟性が高い
③アプリケーションの特性に合わせて三種類のQoS(Quality of Service) を指定
④切断が発生しても、再接続後に切断中のメッセージを受け取れる(Durable subscribe)
⑤Publish側が切断した場合に事前に決めておいたメッセージを流す「Last Will and Testament」
⑥あとからSubscribeしてきた場合に送れるように、最後のメッセージを保存しておく「Retain」

この様な特徴から、以下の効果が見込まれています。

①HTTPに比べてネットワーク帯域及び処理速度が優れている(10~100倍のスループット)
②処理が少ないため消費電力が少ない(10分の1程度)
そのため、モバイル端末や製造機器や生活機器類のセンサーからの情報をインターネットに接続するためのインタフェースプロトコルとして期待され、活用が広がっています。

IoT領域でのEAIはETLでしかなかった。・・これからは❢
IoTは多種多様なセンサーからインターネット上に大量且つ高速に情報が送出されます。そのため、センサーからの情報を高速にデータベースに蓄える必要があります。通常は必要・不要に関係なく現場に近いデータベースに一旦蓄え、その後に、EAIなどを使い必要な情報を収集する2段階、3段階の目的別データベース化の仕組みを取られています。これをエッジコンピューティングと呼ばれています。
一方センサーから発信される様々な情報を発信元に一番近いサーバーに目的別に最初から集めて即座に対応できる仕組みとして考えられているのが、フォグコンピューティングと呼ばれています。以下に両方の概念図を示します。
 前述しました様に4月リリース予定のMagic xpi 4.6には、MQTTプロトコルアダプターが標準でバンドルされる事になっています。このバンドルされるMQTTアダプターはMagic xpiエンジンに対して、トリガー機能も有しています。トリガー機能とは設定された条件が整った場合にxpiエンジに対して即座に処理を行わせるための機能です。この機能を用いる事により、インターネット上に流れるセンサーデータを直接関しし、目的に合った処理をほぼリアルタイムに処理する事が可能となります。

緊急現場への適用事例(構想)
さて、前段でのIoTに関する話が長くなりましたが、Magic xpi V4.6ではMQTTプロトコルアダプターを用いる事により、現在各社から提供されているクラウドサービスを用いる事により、緊急を要する様なヘルスサポート現場でも安価に効果的なソリューション構築が見込める様になります。
以下の図は、既にサービスを行われている2社様のサービスを使った例となります。

AITalk様
AITalkは、株式会社エーアイ様がクラウドサービスとしてWeb-APIを用いた合成音声サービスを既に展開されています。このサービスは、音声に変換したい情報を文字情報として与える事により、合成された音声を音声ファイルとしてサービス要求者へ帰してくれるサービスです。例えば、決められた時間に電話で好きな音声形態で目覚ましサービスなども既に展開されています。

Twilio様
Twilioのサービスは、国内では株式会社KDDIウェブコミュニケーション様が展開されています。その代表的な活用事例として、「ウーバー(UBER)」というタクシーに代わる配車サービスで利用客のスマホの位置情報と車載スマホの位置情報を地図上でマッチングするサービスを利用して、配車サービスを向上し、利用客を確実に増やしています。

この2つの既存サービスとMagic xpiのMQTTプロトコルアダプター機能を組合す事により、ヘルス系センサーから送らてくる情報に異常があった場合に、当該する契約者へ安否確認の音声による電話連絡を行い、合わせて、契約者自宅近くにいるヘルパーさんや救援補助者の位置情報でマッチングを取り、訪問要請を行うサービスが簡単に構築できる事となります。
この時、Magic xpiには、契約者の名前や緊急連絡先などの情報が予め登録されている必要があります。
Magic xpiは契約者のヘルスセンサーに異常を検知した場合、

①AITalkへ契約者の氏名と安否確認のメッセージ(定型文)も文字情報で渡す。
②AITalkより音声ファイルが作成されMagic xpiへ渡される。
③Twilioへxpiよりダイヤル情報を渡し、契約者緊急連絡先へ発報。
④Twiloへxpiより音声ファイルをわたし、アナウンスを行う。
⑤Twilioのアンケート機能を用いて、無事・緊急の状況をダイアルプッシュしてもらう。
⑥緊急・無応答の場合は、Twilioへ契約者の位置情報を渡し、近くにいる救援介助者へ訪問要請を行う。
上記は、あくまでも適用事例であり、実現には企業や公共サービス機関などの協力により成り立つサービスです。でも、実現すると日本の老人介護が大きく進む事になりますね。

今回も長くなりました。最後までご覧頂き、有難う御座いました。超高速リアルタイムEAI「Magic xpi」に興味をお持ちになられた方は是非、以下の公式ホームページを参照頂き、体験版ダウンロードや無料ハンズオンセミナーにお進み頂ければ幸いです。
http://www.eai-xpi.com/gaiyo/detail/

誠に有難う御座いました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Related post

ピックアップ記事

  1. 2017-9-1

    Magic xpi Integration Platformを、最新の「On the Radar」レポートが推奨

    Magic xpi Integration Platformを、最新の「On the Radar」レ…
  2. 2017-8-10

    “つなぐ”技術 セミナー第2弾『IoT編』大阪・名古屋

    ノンコーディングでシステム連携を実現する「Magic xpi Integration Platfor…
  3. 2017-7-19

    マジックソフトウェアのIoT連携ソリューションをGigaSpaces InsightEdgeで強化

    マジックソフトウェアのIoT連携ソリューションをGigaSpaces InsightEdgeで強化 …
  4. 2017-7-5

    “つなぐ”技術 セミナーシリーズ第2弾『IoT編』8/4(金)

    ノンコーディングでシステム連携を実現する「Magic xpi Integration Platfor…
  5. 2017-6-23

    EAIコラム第11回 Magic xpi 4.6でリリースされたODataプロトコルの概説

    こんにちは、マジックソフトウェア・ジャパンの坂井です。 私のコラムにおいでいただき有難う御座います…
Return Top