EAIコラム第10回 Magic xpi 4.6で追加された機能の概説

こんにちは、マジックソフトウェア・ジャパンの坂井です。
私のコラムにおいで頂き有難う御座います。
今回のコラムで10回目の投稿となり、一区切りを迎える様な気持ちです。

さて、10回目のコラム作成と時を同じくして、Magic xpi4.6が日本でもリリースされる事となりました。そのため、今回はMagic xpi 4.6で新たに実装された機能やサービスに付いて、解説させて頂きます。

 

【 Magic xpi 4.6で実装された機能やサービス 

国内ではMagic xpi 4.1からMagic xpi 4.6(最新)に一挙にリリースされる事となります。そのため、Magic xpi4.1からの差分の機能やサービスは以下の様になります。

  • Magic xpi Studio GUIの変更
    従来Magic xpiのフロー開発環境はオリジナルな画面を用いていました。Magic xpi 4.6では、Visual StudioをIDE(統合開発環境)のプラットフォームに採用したため、複数のフローを画面表示しての開発が可能となります、操作性と生産性が向上しました
  • コネクタビルダーの追加
    お客様やMagic xpiパートナー様独自で、.NETとJavaによるアダプタの開発が可能となります。
  • ODataクライアントコネクタを追加
    マイクロソフト、SAPなどの大手ソフトウェアパッケージベンダーが業界標準を目指して普及しているプロトコルです。URLでクエリが発行できるなど発展性の強いプロトコルで、.NET、PHP、Java、Node.jsなど幅広いプラットフォーム対応してマルチにデータを活用する事が可能となります。SAP HANA DBに対してのデータ活用も可能となります。
  • MQTTアダプタ追加
    IoTで標準的に用いられているプロトコルに対応したアダプタです。M2Mなどでやり取りしている情報をトリガーとしたリアルタイム処理が可能となります。
  • データマッパーで簡単にJSONデータの編集・加工
    近年急速にサービス拡充が進むWeb APIサービスで標準的に用いられているデータ交換のためのデータ記述形式です。元々、JavaScriptのサブセットの一つであり、多くのWebブラウザーで用いる事が可能です。データマッパーで線を引くだけでデータの加工・編集・変換が可能になりました。
  • ServiceMaxアダプタ追加
    ServiceMaxとは世界の先進企業500社以上に導入されている、フィールドサービス支援ソリューションです。経理などの基幹システムとのリアルタイム連携が可能となります。
  • SFTPプロトコル対応
    FTPは暗号化せずにファイル転送を行うサービスでした。そのため、セキュアにという事で送受信されるデータに対してSSLやTLSで暗号化してセキュアにファイル転送が実現できるプロトコルとしてFTPSが現れました。SFTPはFTPSプロトコルにパスワードや認証情報などを更に暗号化して悪意ある第三者に改ざんされる事なく、ファイル転送を行うプロトコルです。
  • Dynamics CRM Upsert対応
    Dynamixs CRMでお客様の担当者名を変更する場合は、企業名IDを検索して、担当者名をアップデートする必要がありました。Upsertでは企業名と担当者名を同時に渡し、企業名が存在した場合には担当者名を変更するなどの一度の通信で編集が可能となりました。
  • Salesforce OAuth2対応
    OAuth2は、HTTPSの通信を必須とし署名がなくてもトークンを盗聴される事を防止し、アクセストークン取得までのやり取りを簡素化した認証に対応しました。
  • SAP Business One HANA検証
    SAP Business One Powered by HANA環境での動作検証を完了しました。

以上の様な機能やサービスがMagic xpi 4.6では追加されました。

さて、最新のMagic xpi 4.6を用いるとどの様なICT(Information and Communication Technology)環境が構築できるのでしょうか?

 

【 Magic xpi 4.6で構築するICT基盤とは 】

今回のリリースの特徴はIoT環境で必要不可欠なMQTTプロトコルアダプタとソフトウェアリーダ企業が推奨するODataアダプタのリリースと思われます。この特徴とWeb APIなどの普及を鑑みた場合に以下の様なICT環境のHUB的役割となりえるのではないでしょうか。

Magic xpi 4.6で実現できるICT環境

Magic xpi 4.6で実現できるICT環境

 

今回ODataクライアントコネクタのリリースにより、iOSやAndroidからのデータベース操作が簡単に行える様になるほか、SAP ERPではSAP NetWeaverを介してのODataインタフェースでの業務システム改善の可能性が出てきました。これで、SAP社がモバイルソリューションとして提供しているSAP Fioriとの共存が可能となってきました。

SAP UXとの融合

SAP UXとの融合

 

これは、SAP FioriのSAP NetWeaver GatewayとのインタフェースがODataで提供されているためです。

少し話がそれますが、Magic xpa 3.1は超高速業務ソフト開発ツールとして、30年の実績があり、ノンプログラミングで業務ソフトを短期間で開発する事が可能で、合わせてRIA(Rich Internet Application)を用いた業務開発が可能となり、利用シーンが拡大する事と思われます。

 

【 フィールドサービス業務の改善ツールとして 】

今回のリリースで新たにMQTTアダプタとServiceMaxアダプタが追加されます。

MQTTは「モノのインターネット」ともいわれるIoT(Internet of Things)に対応したインターネットプロトコルです。この適用範囲は広く、様々なセンサー類からリアルタイムに情報が発信されます。このコラムにご訪問頂いている方々はIT関連に携わられている方が多いと思いますので、分かりやすい例で申しますと、IT関連機器には沢山の電源装置が搭載されています。この電源装置の出力電源をセンサーで監視しIoT情報としてインターネット上に出した場合は、遠隔地で電源出力の状態監視が可能となり、規定値以下になった場合には、即座に異常として捉え、サービスマンや代替の電源装置などの手配を行い修復が可能となります。今回リリースされるMagic xpi 4.6のMQTTアダプタではトリガー機能を有しており、閾値などによるリアルタイム監視が可能となります。

また、同時にリリースされるServiceMaxアダプタは、GEグループのサービスマックス株式会社が提供するフィールドサービスに特化したソリューションにネーティブに接続されるアダプタです。

ServiceMaxは全世界500社以上で導入されているフィールドサービスで様々な規模の契約・スケジュール・部品管理などをトータル的に支援するクラウドソリューションです。

MQTTアダプタと合わせてフィールドサポートの効率化とお客様サービス向上につながります。また、Magic xpi 4.6が本来併せ持つ豊富なアダプタにより部品発注システムや経理システムなどの基幹システムとの連携もスムーズに行え、結果的にTOC削減につながる事と思われます。

 

さて、今回はMagic xpi 4.6リリースに合わせて追加された機能の紹介と伴うビジネスチャンスの話をさせて頂きました。最後までご覧頂き、有難う御座います。超高速リアルタイムEAI「Magic xpi」に興味をお持ちになられた方は是非、公式ホームページを参照頂き、体験版ダウンロード無料ハンズオンセミナーにお進み頂ければ幸いです。

 

誠に有難う御座いました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Related post

ピックアップ記事

  1. 2017-6-23

    EAIコラム第11回 Magic xpi 4.6でリリースされたODataプロトコルの概説

    こんにちは、マジックソフトウェア・ジャパンの坂井です。 私のコラムにおいでいただき有難う御座います…
  2. EAIマガジン

    2017-6-20

    「Magic xpi 4.6」リリース!/Magic xpi 新パートナープログラム開始 [ EAIマガジン0620号 ]

    【 EAIマガジン 】 マジックソフトウェア・ジャパンでマーケテイングを担当している渡辺剛と申しま…
  3. おくすりPASS

    2017-6-19

    アイセイ薬局がMarketoとCRMをMagic xpiで連携

    【株式会社アイセイ薬局】 Magic xpiでマーケティングオートメーションとCRMを連携 ~ …
  4. 2017-5-26

    “つなぐ”技術 セミナーシリーズ第1弾『クラウド連携編』6/26(月)

    ノンコーディングでシステム連携を実現する「Magic xpi Integration Platfor…
  5. EAIマガジン

    2017-5-10

    【 セミナーレポート公開】4/25 Magic xpi 新バージョン発表イベント [ EAIマガジン0510号 ]

    【 EAIマガジン 】 マジックソフトウェア・ジャパンでマーケテイングを担当している渡辺剛と申…
Return Top